あなたはどのタイプの便秘でしょうか?
基本的に便秘の種類は以下に分けられます。
習慣性便秘=便意を我慢し続けたための便秘。
弛緩性便秘=大腸のぜん動運動が低下し、内容物をスムーズに送り出すことができなくなっている便秘。主に中年以降の女性に多いです。
痙攣性便秘=コロコロした便がでる便秘です。ストレスが原因で大腸に負担をかけています。
便秘の解消にはどうしたらよいか
基本的には朝食後の排便習慣をつける事が大事です。
ですのでまずは、生活の改善をしましょう。
1.朝食はきちんと食べる。
2.食物繊維の多い食品を食べる
食物繊維を多くとると便の量を多くし、大腸の運動が活発になります。
3・適度な運動をする。
便秘解消には
まずは膨張性の食物繊維製剤をとりましょう。
ヨーグルトや乳酸菌製剤も服用するのもよいです。
それで改善しなければピコスルファートナトリウム(ソフィットピュア(藤沢薬品) or コーラック ソフト(大正製薬)) の服用しましょう。
それでもダメなら食物繊維+便秘薬配合のウイズワン(ゼリア新薬) or サトラックス(サトウ製薬)の服用しましょう。
それでもダメなら効き目が強い便秘薬の服用(短期間の服用)、スルーラックS(エスエス製薬)、武田漢方便秘薬(武田薬品)、コーラック(大正製薬) しましょう。
痙攣性便秘には
便秘薬を服用しても、出口の便が固くなっている場合があります。ですので便を柔らかくする浣腸が効果的です。
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便秘解消のくすり
商品名:コーラック ソフト(大正製薬)
特 徴:ピコスルファートナトリウム配合。
習慣性なし。
対象年齢:15才以上
商品名:ウィズワン(ゼリア新薬)
特 徴:センノシド+膨張性食物繊維配合
対象年齢:7才以上
商品名:サトラックス(サトウ製薬)
特 徴:センナ+膨張性食物繊維配合
対象年齢:15才以上
商品名:武田漢方便秘薬(武田薬品)
特 徴:ダイオウがしっかり効く
対象年齢:5才以上注意:授乳中の方は禁忌
便秘薬の成分とその働き
働き | 成分名 | 備考 |
膨張性下剤 | プランタゴ・オバタ | 水分保持作用により便の量を増し便意を促す |
刺激性下剤 | ピザコジル | 腸の刺激により便意を促す。 牛乳と一緒に服用すると胃を刺激するので、 空腹時の服用が原則。 |
ピコスルファートナトリウム | 腸の刺激により便意を促す。 胃では作用しない。習慣性がない。 |
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センナ・センノシド | 腸の刺激により便意を促す。 尿が黄褐色~赤色になることがある。 |
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浣腸剤 | グリセリン | 腸を刺激して排便を促す |
D-ソルビトール | 水分保持作用により便を柔らかくする |