熱は何故でる?
ウィルスが体の中に病原体が入ってきたとき、それと戦う白血球が働きやすい環境にするために発熱します。ウィルスは高温になると活動が鈍くなるのでそれと戦うために発熱します。
発熱は生体の防御反応ですので必要以上に熱を下げるべきではありません。解熱剤を使用したら返って治りが遅くなった子もいます。
鼻水・鼻づまりは何故起きる?
ウィルスが鼻粘膜内に侵入し増殖すると、ヒスタミンという物質が分泌されます。スタミンは鼻腺からの分泌液量を増加させ、異物を体外に排泄させようとします。このため、鼻水が出ます。
せき・たんは何故でる?
肺に異物が侵入すると、咳をして出そうとします。肺の粘膜(気道粘膜)は粘液で覆われて異物をとらえます。この粘液と異物を駆除する免疫細胞などが集まったものが‘たん‘です。‘たん‘は気道粘膜の線毛によって体外へ排泄されます。
のどは何故痛くなる?
のどにも、異物に対する防御組織があります。ウィルスによって免疫細胞が破壊されるとのどが炎症が起り痛くなります。