【知識】腎虚の症状はどんなものがあるか?

腎虚とは 

「腎虚」とは読んで字の如く、腎臓に貯蔵されるべき栄養成分が少なくなったことを意味する中国医薬用語で、耳鳴りやめまいを伴うもっともポピュラーな体調変化の一つです。

日本ではこれをメニエール病という方がいますが、厳密にはその前段階にあたる栄養不良の警鐘です。
また中国では最近、若年性の腎虚が増えてきており、子供にも腎虚の傾向(すぐにキレる)が浸透しつつあります。これは食の変化が原因ではないかと指摘されており、食の欧米化や菓子など加工食品がもたらす影響が懸念されています。

一方で、身体の若々しさは腎臓の働きに起因すると言われ、腎臓が充分に機能していればいつまでも若々しさを保ち、腎虚で腎臓が充分に機能しなくなると加齢するといわれています。

腎虚による体調の変化

耳鳴り、めまい、肩首筋の張り、難聴、白髪進行、脱毛、白髪進行、精力減退、歯のぐらつき、足腰衰弱、頻尿、背筋痛、腰痛、関節痛、脱力感、不眠、不安、無気力、集中力の欠如、短気、かんしゃく、口喉の渇き、よく風邪を引く、寝汗、手の平・足裏のほてり等の諸症状。
女性では上記に生理不順、若年閉経、不妊、流産、早産、未熟児出産が加わるという体調です。さらに最近では、子供にも永久歯が生えない、若白髪、ショック症(いじめや登校拒否)などの肉体的かつ精神的な症状があらわれています。

腎虚が進行すれば

腎虚が進行すればメニエール病、腎炎、膀胱炎、前立腺癌、膀胱癌、子宮癌、不育症、骨粗鬆症、糖尿病、リウマチ、痛風、流行性感冒、細菌感染症などの発症をみて、結果として死に至ることもあるので看過してはなりません。

メニエール病にならないために

腎虚の初歩的体調は偶発的に襲ってくる、めまい・耳鳴り・首筋の凝り程度です。この程度の体調不良なら、まだメニエール病に罹ったわけではありません。不調の原因は、内耳の働きのちょっとした不具合です。その第一に考えられるのが、内耳空間や器官内部に満たされている内リンパ液や粘液の粘度が濃くなっているからでしょう。その原因としてあげられるのが、腎機能(排泄)低下、栄養不良、運動不足、そしてストレスなどによる体液の代謝(古い体液を新しく入れ替える)不良です。
腎虚からメニエール病に進行すると、偶発的ではなく、連続しためまいや耳鳴りが続きます。こうなると、食事や運動による改善を期待しても効果がありません。したがって最初にめまい・耳鳴りを感じたら「ああ、腎虚の警告なんだ」と感づいてこのページを読み、原因(下記)をよく理解して生活改善をする必要があります。

腎虚の原因を探る

腎虚になる原因の第一は亜鉛などミネラルイオン不足と、塩分の過剰摂取です。塩とは食塩に限らず、合成色素・乳化材・合成甘味料など食品添加物を含めた化合物(塩基)の全てで、これら化学物質は腸内善玉菌を活性を阻害するので、腎臓に必要な亜鉛イオンなどのミネラルを吸収することができなくなります。
第二は、運動不足。運動によって汗をかくと、摂取した塩分や化合物は発汗によって排泄されますが、発汗が足らないと細胞や血液など体内に蓄積します。これらの蓄積は脾臓や副腎、甲状腺など内分泌に関わる臓器に障害を与える原因となります。

腎虚は栄養不足の警告

耳鳴り・めまいを感じたらすぐに「ああ、栄養不足なんだ」と感じてください。その際には、食事改善を急ぐ必要があります。そしてメニューは以下の通りです。
腸活(菌類を摂取して腸内活性化)
自然界のキノコ(冬虫夏草・霊芝・きくらげ・まつたけ)、納豆、ヨーグルト(無糖)などの発酵食品
酵活(ミネラルを摂取して酵素活性)
自然界のキノコ(ミネラル・アミノ酸源として)、 酵母、海藻、磯の魚類、貝類、小松菜、スイカ、ホウレンソウ、大自然の野草、豆類、ナッツ類、
抗酸(フィトケミカルを摂取して老化防止)
大自然の野草、ポリフェノール含有植物(ビルベリー・赤ブドウ)、トマト、ブロッコリー、ニンニク、ホウレンソウ、香草、バジル、パセリ、、明日葉、柑橘類の皮
腸活・酵活・抗酸 ベストサプリメント配合
冬虫夏草 + 亜鉛酵母 + マンガン酵母 + クロム酵母

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