ニキビの基本知識

洗顔剤の選び方

ニキビ肌の洗顔にはスクラブ洗顔や消炎剤などの刺激物系を含んだものでするのは
やめましょう。
洗顔は刺激が少ないもの(例えば敏感肌用、弱酸性)が適しています。

洗顔はし過ぎてもニキビを痛めてしまう危険性があるので1日3回(朝、帰宅時、晩)すれば
十分です。

洗顔剤はコンビニで売ってるもの安価なものは避けて化粧品店やドラッグストアや通販で
しっかりしたものを買いましょう。

洗顔はしっかり泡立ててゆっくり丁寧に行いましょう。「ゴシゴシ」洗ってはいけません。
また洗顔剤が残らないようにしっかりお湯でおとしてください。

ひどいニキビは自分で治療しないで必ず皮膚科にいきましょう。
アトピーも兼ねている場合があるのでしっかり検査してもらいましょう。

ニキビの種類

白ニキビ
ニキビの初めのころの段階のもでで毛穴が閉じたまま皮膚に発疹ができます。
白ニキビが炎症を起こすと赤ニキビへと悪化するのでこの段階でのケアが必要です。

●赤ニキビ
皮膚が炎症して赤い湿疹がでるものです
できる理由は皮脂の過剰分泌や紫外線、内臓の問題などさまざまです。

●黄ニキビ
赤ニキビが進行して膿がでるものです。
ここまで悪化してしますとニキビ跡の凸凹になりやすくなるので注意しましょう。

●黒ニキビ
毛穴の詰まりから角栓の先端がポツポツと黒く見えるものです。
無理にとるとばい菌がはいってしまい悪化する

ニキビの常識

近年大人のニキビが増えている。

近年、一般にニキビ世代と呼ばれる10代ではなく20代、30代のニキビ患者が増えています。
また以前は脂性肌の方が多かったのですが近年は乾燥部分をもった混合肌の患者が増えてる傾向です。

これは近年の自然環境や生活環境の変化が影響しているからです。
オゾン層の破壊により急速な勢いで紫外線が強くなって肌に大きなダメージを与えています。

またエアコンなどの普及により肌の乾燥化が進んでいます。
肌が乾燥すると皮膚のバリア機能が弱まり抵抗力の弱い肌になってしまいます。

食事も化学物質を含むものも多く獲るようになり、また食生活が欧米化し、動物性脂肪を多くとるようになったのも
大人ニキビ患者が増えている原因でしょう。

なぜニキビは再発を繰り返すのか。

ニキビの特徴は同じところに何度もでき、また再発しやすいことです。

これは限られた箇所に10個以上のニキビができると血管の血液循環が悪くなり、また過酸素脂質がたくさん集まって
ニキビができやすい環境になってしまうからです。

10代のニキビ

10代にはニキビができやいものです。そして気にしやすいころでもありますね。
もちろんできにくい人もいますができやすい人はニキビと一緒に過ごす意識が大事です。
この頃に間違ったケアをしてニキビ跡をつくってしまい後で後悔する人が多くいます。

まず洗顔ですが絶対にし過ぎないこと。し過ぎて傷つけてしまうことが多いです。
洗顔剤はコンビニの安価なものは買わないこと。コラージュ石鹸なら¥1000くらいで買えるので
試してみましょう。 

バリバリ剥がすパックは厳禁です。パックをするなら低刺激性の洗い流すタイプにしましょう。

つぶすのは絶対にダメ。あたり前ですがひどく膿んでしまったニキビは皮膚科にいくか
膿みがでてきそうな時に清潔なハリでプッチっと出してクリームをつけてバンソウコウで
ケアしましょう。

化粧品も肌に合わなければ使わないで何もつけないほうがいいです。
洗顔剤も合わなければとりあえず水洗いだけにしましょう。

とにかくこの時期に間違ったケアをするのが一番問題です。
10代はニキビができやすいころですので直らなければ悪化させないで一緒に過ごすという
発想も大事です。

ニキビ跡を治す

できてしまったニキビ跡はしっかりケアすれば必ずよくなります。
ニキビ跡は細胞が痛んでしまっている状態なのでそこの細胞を復活させてやればよいことになります。
ニキビ跡のケアの基本はまずは体内から。
コラーゲンをとりましょう。コラーゲンだけでは不十分なのでコラーゲンを働かせてくれるビタミンCも必ず一緒にとりましょう。 キュアコラーゲンや コラーゲン100% などがあります。
アトピーがある人は海洋性コラーゲンじゃない方が合うかもしれません

次に美容液、ローションですが ル・ポー(R・PEAU) 、アクアコラーゲンゲルスーパーモイスチャー などがお勧めです。
よくコラーゲンパックなどがありますがコラーゲンは粒が大きいので外部からは肌に浸透しにくい物質です。

外部からつけるなら人工皮膚育成かビタミンC誘導体美容液がよいでしょう。
ビタミンC誘導体美容液には粗末なものもありそれらを使ってしまうと不純物も浸透してしまうので注意しましょう。

ビタミンC誘導体の浸透力をアップさせるのにイオン導入という手段もあります。

これは特別な機械で肌に弱い電流を流すことでビタミンC誘導体の浸透力を100倍近くアップさせることができるものです。
このイオン導入はエステなどでも体験できますが自宅でも市販のイオン導入機を使ってケアできます。

SHAIAイオン導入器+バイオウォーターなどがあります。

かなりひどい凸凹にはレーザ治療がお勧めです。

レーザー治療は保険適用外の治療法です。
ニキビ跡の赤み、色素沈着、凸凹を対策する治療法です。
ニキビ跡の赤みに対しては、低出力の半導体レーザーやソフトレーザー等が用いられます。線量の弱いレーザーは、皮膚細胞の活性化と末梢血行を改善することによってお肌の新陳代謝を活発にし、炎症をとり除きます。

また、ニキビ跡の色素沈着に対しては、ソフトレーザーによって沈着した色素を直接破壊・蒸発させることことで症状の改善をはかります。

ニキビ跡の凸凹に対しては、クールタッチレーザーで真皮内のコラーゲン生成を活性化させることによって、お肌へのダメージを最小限にしながら凹凸を緩和させることができます。

レーザー治療の治療費は1回当たり1万円前後です。

月面・陥没・凸凹肌

みかんの皮のような凹凸のある肌、月面のクレーターのような大きい窪みができてしまった肌、このようなにきび痕に悩まされている人も意外と多いのではないでしょうか。

にきびは悪化して炎症を起こした後に破裂して膿が出ます。上手くいけばきれいになおりますが、場合によってはにきび痕となって残ってしまいます。
にきび痕とは、どのようにしてできるのでしょうか。

本来人間の皮膚には、傷ができても数日で治ってしまうように自分で治癒する力を持っています。

そのとき固い治癒性のコラーゲンがたくさん作られて、傷を治してくれるのです。

毛穴にも同じ現象が起きており、にきびが破裂して毛穴が傷つくと治癒性のコラーゲンが集まって、開いた毛穴がそのまま固まってしまったのがにきび痕となります。

小さなにきび痕でしたら単なる毛穴の開きのようにも見えますが、実はまるで違うものです。毛穴の開きならキュッと治すことができますが、にきび痕はそう簡単にはいきません。

にきび痕は赤ちゃんの肌のようにすべすべに完治することは不可能ですが、お金と時間をかけて少しずつなめらかにする方法もあります。

ピーリングは続けることで肌のデコボコが小さくなっていきますが、肌への刺激が強く危険が伴うので、必ず専門家に施術してもらってください。

美容皮膚科での治療には、ダイアモンド粒子を肌に吹き付けて研磨し、凹凸をなくすダイアモンドピーリングや、毛穴にコラーゲンなどを注入して外見上お肌を平らにする方法、レーザーでコラーゲンを再生させる方法などがありますが、このような皮膚科での治療も、厳しい目で施術者を選ぶ必要があります。

大切な肌を預けるわけですから、信頼できるドクターにお願いしたいものです。

にきび痕の治療

現在、進行中のにきびに悩んでいる人や、以前にきびができた時につぶしてしまった、自己流のお手入れをしていたためににきび痕が残ってしまい悩んでいる人もいることでしょう。とくににきび痕には、茶色く色素沈着してしみになってしまった、または皮膚が陥没している場合(にきび瘢痕と言う)毛細血管が拡張状態などがあり、悩みも大きいようです。

色素沈着によるしみなら、ケミカルピーリングやレーザー治療で目立たなくすることもできます。ある種のフラッシュランプによる光を皮膚に照射することで、血管が破壊されて赤みがとれる治療法もあるようです。

にきび瘢痕に対しては、しわ取りレーザーを用いて皮膚組織を整える方法があります。にきび瘢痕の中でも浅い陥没の場合は、グリコール酸ピーリングをすることでその陥没の段差が小さくなり目立たなくなることもあります。

深い陥没の場合には、トリクロロ酸やサリチル酸などのやや強い酸を使ったピーリングが行なわれるようです。

またにきび瘢痕の中でも皮膚が盛り上がっているような場合は、外科的に切って縫い合わせる方法や、またはステロイド薬を局所注射する方法が取られることもあります。

これらのにきび痕の治療はほとんどが保険が適用外で実費治療となります。

また特殊な治療になるため、専門医とよく相談して進める必要がありますが、いずれにしてもにきび瘢痕を治すのは大変な治療となります。

できるだけにきび痕を残さないよう、にきびが軽いうちに正しい治療を行なって完治させることが重要です。

クレーター状のにきび痕

顔面の目立つ場所にできたにきびと同じくらい、いえ、それ以上にに深刻な悩みとなるかもしれないのがにきび痕です。

にきび痕には皮膚表面がデコボコしたオレンジのような肌や、茶色く色素沈着してしまった肌、またクレーターのように陥没してしまった肌などがありますが、いずれもにきびができた段階で手当てをせず放っておいたか、誤ったセルフケアを続けてしまった場合にできることが多いようです。

中でもクレーター状にきび痕は、自分でにきびをつぶしてしまった場合にできやすいものです。鏡を見た時に赤くふくらんだにきびを発見し、ついつぶして白い芯のようなアブラを出し、何となくスッキリした経験のある人もいると思います。

しかしこれが後々深刻なにきび痕を残す原因となるのです。

赤にきびができると、にきびの炎症のために周囲の組織が破壊され溶かされて、皮膚がくり抜いたように陥没ができます。つまり赤にきびは、ぽつりとできただけでクレーター状のにきび痕を作ってしまう確率が高いということなのです。

さらにここで、指でにきびをつぶすような刺激を与えると、にきびにたまった酸化物質が排出されずに組織内に広がってしまい、ますます炎症を悪化させ真皮まで傷ついてしまいます。

にきびが赤く炎症を起こしてしまったら、自分であれこれ処置をするよりも、皮膚科を受診して治療を行なうのが安全で確実です。

にきびの状態であれば治療法も選べますが、へこんだにきび痕になってしまうと、完全に元に戻すのは非常に難しいのです。

効果的なビタミン

パントテン酸
ビタミンB5とも呼ばれ副腎を鍛えてくれます。
ストレスを受けやすいかたなどに適しています。
海外からの輸入品のパントテン酸の方がよいでしょう。

●ビタミンA
皮膚の粘膜を丈夫にし、免疫力を高めるビタミンでニキビの原因ともなるアクネ菌の繁殖を抑えます。

●ビタミンB2 ●ビタミンB6
肌をつくったり脂質の代謝を促すビタミンです。

●ビタミンC
副腎を鍛えたり、コラーゲンの合成に必要なビタミンです。

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